「へうげもの」第十六席

「モーニング」(講談社)で連載中の「へうげもの」(山田芳裕・作)について。

第十六席は、家康の接待に左介が奔走するという内容。贅沢な料理が続々登場。パイナップルを器にしたフルーツのヨーグルト和え、名付けて「安土盛り」を創作し、自信満々の左介だが、質素を重んずる家康の逆鱗に触れ、切腹まで迫られてしまう。その場を治めたのが、信長。「左介のしたことは俺のしたこと」と、迫力のこもった台詞。供応役の光秀は終始冷静を保っている。

これまで、光秀の心内をあまり描いていない。この作品では、秀吉と宗易が光秀をそそのかして謀反を起こさせようと画策している。それに対して光秀は黙々としている。信長に対する忠義心は揺らいでいるような描写もあるが、結局光秀は謀反を起こさないのではないかと思う。「本能寺の変」の夜、光秀が何らかの理由(仕組まれたもの)で兵を動かした隙に何者かによって本能寺が焼き討ちにあい、それが光秀の謀反と決め付けられてしまう。「敵は本能寺にあり」という有名な言葉があるが、「敵」イコール「信長」ではなく、「敵」イコール「本能寺にいた何者」ということではなかろうか。もちろん、その何者かは宗易の可能性が高い。あとは史実通りに、秀吉の「中国大返し」となる。数日後、光秀が討たれ秀吉が確認することになるが、その辺りにも策略があるだろう。もちろん、左介が主人公なので、ストーリー上重要な役になると思う。左介は最後まで秀吉と宗易の策略を見破れないだろう。

つづきはどうなるか。「本能寺の変」まであと半月。なんと、連載が2回お休みという。次回は半月後の10号(2月2日発売)。「本能寺の変」が終わっちゃう!!・・・(笑)

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