「ケータイ刑事 銭形雷」#12・#13

BS-iで放送中の「ケータイ刑事 銭形雷」で、シリーズ初の試みが二週に渡って放送された。
30分で一話完結のドラマだが、前半15分で終了させてしまう。残り15分は、前半と全く同じ映像を使い、「活弁」で別のストーリーに仕立ててしまった。更に、その翌週も「活弁」で済ませてしまった。同じ映像を4回使いまわしたことになる。

2006年3月19日(日)の放送(#12)で、ドラマの中の今日の日付を「3月26日」と言っていた。なぜ1週違うのだろうかと思っていたら、翌週の3月26日(日)の放送(#13)も同じ内容だったのだ。
#12前半は、通常のドラマ。後半は、山田広野さんによる活弁。#13前半は、銭形雷役の小出早織さんによる活弁。後半は、岡野富夫役の国広富之さんによる活弁だった。#12前半と#13前半は、ほぼ同じストーリー。#12前半と#13後半はそれぞれ全く異なるストーリーだった。
#13前半の小出早織さんの活弁は驚くほど良かった。雷のセリフはぴったりで当たり前だが、他の登場人物の声も変えていた。女性の声も男性の声もナレーションもきちんとこなしている。声優に向いているんじゃないかと思った。賞賛に値する。雷ストラップを握るときの「ぎゅぎゅっ」というのも面白かった。
#12・#13では、森田正光さんが森田正光役で、金剛地武志さんが金剛地武志役でゲスト出演。金剛地さんは、シリーズ4作に鑑識役でレギュラー出演。今回の出演で、シリーズ5作と劇場版、すべて出演ということになった。
「鑑識メモ」では、柴田太郎(金剛地武志さん)と柴田束志(大堀こういちさん)が初共演。お互い、長男と言い放っているので、兄弟ではないようだ。だが、それ以上のことは判らなかった。仲が悪そうだが…。#13では、ここも同じ映像で活弁だった。
番組最後に雷が「岡野さんには内緒です」という部分。#13ではここも活弁だった。おそらく再放送では流れない部分だろうが、最後の最後まで活弁にこだわっていた。#13の活弁では、放送曜日が4月から土曜日になることを告知していた。

いろいろ実験的な試みを繰り返す「ケータイ刑事」シリーズ。今回は「活弁」という新たな手法をみせてくれたわけだが、制作予算がなかったのか、時間がなかったのか、その理由は明らかにはされていない…。
ドラマの中で岡野さんが言っていた通り、ギャラはどうだったのだろうか。それも疑問。謎は深まるばかり…。

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