「へうげもの」第三十二席

「モーニング」(講談社)で連載中の「へうげもの」(山田芳裕・作)について。
今回は、2006年No.38掲載の第二十五席「時代は変わる」について。

最近は隔週連載で進行しているが、久しぶりに巻頭カラーになった。前半は、光秀の最期(?)のシーンを。後半は、宗易の提案で安土城が焼かれるところを描いている。主人公の左介は全く出番がなく、光秀の回想で一コマ登場するだけにとどまっている。

注目するのは、前半のラストに光秀らを助けにきたのが誰かということだ。足袋のアップを描いただけにとどめている。特徴のある模様の足袋なので、誰なのか予想はできる。この足袋は、第十七席で、光秀が家康に贈ったものと同じ柄である。素直に受け取れば、それは家康ということになる。
また、光秀の手当てをした僧の名は随風と言っている。随風は、後に天海と名を変える。天海は、家康に遣えた僧である。天海と家康の出会いを暗示している。諸説には、天海の正体は光秀だというものがあるが、この物語では別人として描いている。

そろそろ物語のまとめに入る頃だと思うが、どう展開していくのだろうか。

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