「森江春策の災難」第五章

NHKで放送中の「探偵Xからの挑戦状!」。第五回は芦辺拓さんの「森江春策の災難」。
現在、ケータイサイトでは第五章まで進んでいます。

犯人は誰で、被害者は誰なのか。
第一章で、作者から一言ありますが、森江、検事、助手らレギュラー陣は犯人ではないと断っています。こう書いてあると、本当にそれを信じていいのか疑いたくなりますが、そうだという前提で考えてみたいと思います。
そうなると、名前のある登場人物のうち、森江春策、菊園綾子、新島ともか(名前だけの登場)の3人は犯人ではありません。近田勤と加江田真世のどちらかが犯人ということになります。花村カオルという人物が菊園の電話に登場しますが、いまの時点では男性か女性か分かりません。男性だとすると、被害者であるといえるでしょう。女性であるとするならば、加江田が犯人となってしまいます。

ひとつ気がかりなのは、第五章の次の文章。
それに続いて、森江春策のデスクから静かな声が投げかけられた。
誰の声でしょう?
普通なら、森江春策のデスクにいるのは森江本人。ところが、森江春策と名乗った人物は、床に倒れた人物を起こそうとして、そこから一歩も動いていません。立ち上がろうとしたところ、加江田が制止しています。
となると、森江と名乗った人物は森江本人ではなく、別人。森江のデスクから聞こえた声の主こそ、森江春策ということではないでしょうか。近田は引っ越してきたばかりだし、加江田は依頼にきたばかりなので、森江の顔は知りません。第五章の最後に、森江の顔を知るであろう菊園がやってきました。第六章の菊園の言動に注目です。

加江田も森江の顔を知っている可能性はありますね。初めて来たとはいってませんし。
森江と名乗った男が森江でないとすると、菊園の電話にでなかった理由、コーヒーカップを倒したときのあわてぶり、加江田に問いかけられたときの言動、救急車より診療所の医者を呼ぼうとしたことがすべて説明できます。文章でも、この人物のことを「彼」と称し、森江春策とは書いていません。また、「彼の事務所」という表現もありません。この人物が花村カオルなのでしょうか。
例えそうだとしても、彼が犯人かどうか…。で、被害者は誰?

第二章の画像を見ても、レトロ・ビルに診療所はなさそう。

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