「石田黙のある部屋」を推理する その3

NHKで放送中の「探偵Xからの挑戦状!」。第七回「石田黙のある部屋」(折原一さん作)について。

問題編が第六章まで公開されました。推理投票の受付中です。
今回は、犯人の選択肢に病死と自殺も加わりました。相変わらず複数選択はできないので、犯人がいる場合も単独犯。過去の例でいうと、犯人が2人以上いる場合は、誰を選択しても正解になるようですが。
しかし、今回は選択肢がやたら多い。絶対ありえないようなものもあります。
星野春江
星野恵美
星野広彦
大村英太郎
番犬シロ
石田黙
絵の中の白い犬
絵の中のコートの男
時計の絵
板倉亮太
テリア
黒猫
野犬またはタヌキ
検死の内科医
三角定規
単なる心臓発作で犯人はいない
星野竜三自身(自殺)
こうたくさんあると、「番犬シロ」か「単なる心臓発作で犯人はいない」としたくもなります。

さて、第六章では、期待していた3つめの作品が出てきませんでした。推理には関係ないのでしょうか。竜三の指に犬にかまれたような傷が見つかり、裏庭には犬の足跡も発見されました。犬の足跡は森から別荘へ向かっていて、別荘から森へ向かう足跡は残っていません。森の奥からシロと思われる鳴き声が聞こえています。鏡像の絵のように、発想の転換が必要だと大村弁護士は思いました。
例え話ですが、雪の降ったあと、建物に向かってひと組の足跡が残っていたとします。建物内で殺人事件が起きていて犯人の姿がない場合、足跡は犯人のものではなく被害者のものだと考えます。しかし、雪が降る前から建物内にいた犯人が、後ろ向きに歩いて足跡をつけるという密室トリックだったという小説があります。これと同じことではないでしょうか。人間なら後ろ向きに歩くことはできても、犬が後ろ向きに歩くことはできないという固定概念を打ち破らねばなりません。犬は別荘から離れたくないのに、無理やり後ろから引っ張れば、結果的に犬も後ろ向きに歩くことができるのではないでしょうか。機械仕掛けで無理やり引っ張ったとか…。森の中を調べれば、全身の毛を黒く染められたシロがいると思うのですが。

でも密室トリックが解決できません。「床に抜け穴」でいいのでしょうか。それなら気づくか…。
11時50分に竜三が窓を閉めて鍵をかけますが、そのあとに、またシロの鳴き声が聞こえたので、再び窓を開けたのでしょうか。

その4に続く。

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